事務所通信 16年11月
 来年度は増税一色?

 政府税調が来年度の税制改正で個人所得税の定率減税の縮減・廃止、消費税率の07年度からの引き上げ等の増税を位置づけた答申の方向を固めたようです。定率減税の全廃で3兆円超・一人当たり最高29万円の負担増になります。又消費税では、諸外国で実施されている食料品等の軽減税率の導入は見送られそうです。
 介護保険料の負担の増額・20歳以上の徴収なども検討されており、家計にしめる負担は増額の一方です。
 深刻な財政危機にある現状では増税は避けられないものか、増税によって消費の抑制・経済成長は低下しないか等懸念があります。少なくとも需要が創出されるような政策が行われ適切な税金の使われ方が望まれます。

  
 聴くこと褒めることの重要性
   
  先日参加した勉強会で“コーチング”についての話を聞き体験実習をしました。基本は質問しほめること、さらに質問するの繰り返しによって相手の存在を認め安心感与え自発的行動を促すというものです。そのベースにあるのが“聴く”ことです。会話している時の内容伝達率は10%でその他は顔の動きや表現、声のトーンなどが大部分を占めていると言われています。そしてほめること。誰でも評価されればうれしくなります。
 @あなたを見て私はこう思う[ I メッセージ]  A事実をそのまま言う。評価の表現を言わない[ポジティブインテンション]  B言い続ける この3つのポイントにより自発的な行動を引き出すというものです。
 自殺率の高い秋田県が鬱病対策に取り組んでいる方法も“聴く”と言うことで、成果も上がっているそうです。私もCFP業務の中で“聴く”ことによって相談者の本音を引き出すことが重要と思っています。
   
 あなたも? とんでもない!

  11月には「税を考える週間」があります。税理士は適正な申告と納税の実現のために正しいと思うところを、多少お客さんに愚痴をいわれようと実行していくのが使命だと思っています。
 それに水を掛けるような事件が先ほど報道されました。過去にもたびたび税理士関連の事件はありましたが、今回は私が所属する豊橋支部の会員税理士のこと。報道によれば、Y税理士は収入の一部を除外して所得を圧縮し、経理ミス分と合わせて申告漏れ所得は総額約5000万円、重加算税を含めて約2000万円を追徴課税されたようです。
Y税理士は、職員の不正を監視する国税庁派遣首席監察官、名古屋西・浜松西の両税務署長などそうそうたる経歴の持ち主で、職員はじめ納税者の模範となるべき人物です。だいたい帳簿を正確に記入しない税理士なんて考えられません。このような事件を知った顧客先に「国税OB税理士というのはその程度の倫理感・知識しか持っていないのか。貴方もOB税理士だけれどだいじょうぶ?」と同列に考えられないよう一税理士として、誠実に真摯に業務を遂行していきたいと思います。 
まじめに努力する他の税理士に大変な迷惑を掛けたものです。税理士報酬は支払調書が出ているのに数年も分からなかったなんて・・・・!?。
   
  相続・相続税の流れ  パート2

  「相続・相続税の流れ」のパート2です。ホームページに全図掲載しました。
 前回までは「相続人の確定について」 でした。次のステップは相続財産の把握です
 財産には 積極財産・預金とか土地とかのプラスの財産と消極財産・借金や保証債務の承継があります。
 さらに財産の価額を決めなくてはいけません。財産の価額は「時価」が原則です。ただ「時価」は悩ましい問題であってどの価額が「時価」なのかは、はっきり言って分かりません。ですからある程度客観的に決められるように「財産評価通達」という統一的な処理方法を国税庁は示しています。通達からはずれると是正されますが、あくまでも「時価」が原則ですから最大限「時価」に近づけようと税理士は努力します。この精度によって「財産価額」が変わる場合が多いのも事実です。
 財産価額(+と−)が大まかに判明したら単純承認するか、相続の放棄あるいは限定承認するかを判断し、手続き(3ヶ月以内)します。
 次回は遺言について
  年末調整事務準備

 年末に近づき保険料控除証明書などが送付され始めました。これがくると事務所も準備を始めます。各種の証明書や妻や子の所得など必要事項の準備に入りましょう。今年は配偶者特別控除
(一部)がありません。 
  今年も干支の置物ができました                        潟Xギカ    
         その他の形、色多数あります

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